瓦を磨く童子

南嶽いはく、「坐禪豈に作佛を得んや」(瓦を磨く童子像:籔内佐斗司作)


 今月の維摩經 阿那律

 世尊よ、私にはかの貴いお方の病気見舞いに行くことはできません。それはなぜかと申しますと、世尊よ、私は思い出すのです。あるとき、ほかでもない経行所で、私が経行をしていると、そこに梵天が私のいるところに近づいて、私の両足を頂礼し、一方に坐して私に次のようにいいました。「具寿者阿那律は、天眼によってどれほどご覧になるのですか」。私は次のようにいいました。「君子よ、私は世尊の佛国土である三千大千世界を、たとえば、掌中にあるマンゴーの果実のように見ます」。
 この話をしていると維摩居士がそこに近づき、私の足を頂礼して、次のようにいいました。「大徳阿那律よ、天眼は作られたものでしょうか、それとも、作られたものではないのでしょうか。もし、作られたものであるならば、それは外道の五神通と等しいものです。また、作られたものでないならば、作られたものでないものは無為であり、無為なるものによって見ることはできません。そこで、大徳はどのように見るのですか」。
 そこで、私はなにもいえませんでした。
 かの梵天は、維摩居士の教えを聞いて、驚異の念に打たれ、維摩居士に敬礼して次のようにいいました。「世間では、どんな人々が天眼をそなえているのですか」。
 維摩居士は答えました。「世間では、佛世尊たちこそが天眼を持つ方々で、彼らは、三昧の状態を離れることなく、すべての佛国土を見るのです。しかし、二‐見るもの・見られるものをあらわす方たちではありません。」

 今月の公案 無門關

第33則 非心非佛

 馬祖、因みに僧問う、「如何なるか是れ佛。」祖曰く、「非心非佛。」

永嘉大師證道歌(PDF 2013/03/11版)
三祖大師信心銘(PDF 2010/05/03版)
從 容 録(PDF 2012/02/21版)


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  ≪ 告 報 ≫    

次回の月例坐禪会の日程は12月8日です。令和元年10月から「正法眼藏・都機」(岩波文庫2)
 を提唱します。

次の攝心の日程は12月7,8日の豫定です。
攝心の記事(「企業と人材」鷹取澄 1999/07/05 PDF)

次回の夜坐の日程は11月23日です。平成29年7月から「無門關」を提唱します。
 午後6時15分までに到着して坐禪堂玄關よりお入り下さい。

松門寺の坐禪会に初めて参加される方は月例會6人までの予約制です。
 現在の予約状況は以下の通りです。メールに氏名、郵便番号、住所、電話、年齢、男女別を記入して
 前日までに申し込んでください。予約確認メールを送付します。
坐禪會日程
新規参加予約定員
現在予約人数
  
12月8日(14:00)月例会
6名
0名
新規参加は13:30集合

日々の坐禪はしばらくの間、お休みします。

現在栃木県鹿沼市の瑞光寺にて眼藏會(不定期)を開いています。在家の方は參加できませんが、
 出家の方で參加したい方は下記にお問い合わせ下さい。

次回  平成31年未定(友引) 13:00-16:00

 栃木県鹿沼市玉田町748 瑞光寺

問い合わせ、質問などはこちらまで連絡して下さい。

〒192-0914 東京都八王子市片倉町212番地 松門寺
TEL 042-635-1363

(2019年11月10日更新)