瓦を磨く童子

南嶽いはく、「坐禪豈に作佛を得んや」(瓦を磨く童子像:籔内佐斗司作)


 今月の祖録 三祖大師信心銘 5

根に歸すれば旨を得、照に隨えば宗を失す、
須臾も返照すれば、前空に勝却す。
前空の轉變は、皆妄見に由る、
眞を求むることを用いざれ、唯須らく見を息むべし。

 本来の姿に帰すれば本当のことを得るが、見たこと聞いたことに従ってしまっては大事なことを失ってしまう。少しでも外に向かって求める心を内に向けてみれば、以前に無だとか空だとか言っていたことには勝る。無だとか空だとかの見解がいろいろにかわるのはみだりに見解を付けるからである。真を求めてはならない、ただ見解ということをやめてみるべきである。

 今月の公案 無門關

第13則 徳山托鉢

 徳山、一日托鉢して堂に下る。雪峰に「者の老漢、鐘も未だ鳴らず鼓も未だ響かざるに、托鉢して甚れの處に向って去る。」と問われて、山、便ち方丈に回る。峰、巖頭に擧似す。頭云く、「大小の徳山、未だ末後の句を會せず。」山、聞いて侍者をして巖頭を喚び來らしめて、問うて云く、「汝、老僧を肯わざるか。」巖頭、密に其の意を啓す。山乃ち休し去る。明日陞座、果して尋常と同じからず。巖頭、僧堂前に至り、掌を拊し、大笑して云く、「且らく喜び得たり老漢末後の句を會せしことを。他後天下の人、伊を奈何ともせず。」

 無門曰く、「若し是れ末後の句ならば、巖頭、徳山倶に未だ夢にも見ざる在。檢點し將ち來れば、好だ一棚の傀儡に似たり。」

 頌に曰く、
最初の句を識得すれば、便ち末後の句を會す。
末後と最初と、是れ者の一句にあらず。

永嘉大師證道歌(PDF 2013/03/11版)
三祖大師信心銘(PDF 2010/05/03版)
從 容 録(PDF 2012/02/21版)


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  ≪ 告 報 ≫    

次回の月例坐禪会の日程は2月11日です。平成29年9月から「正法眼藏・山水經」(岩波文庫2)
 を提唱します。

次の攝心の日程は未定です。
攝心の記事(「企業と人材」鷹取澄 1999/07/05 PDF)

次回の夜坐の日程は1月27日です。 平成29年7月から「無門關」を提唱します。
 午後6時15分までに到着して坐禪堂玄關よりお入り下さい。
松門寺の坐禪会に初めて参加される方は月例會6人までの予約制です。
 現在の予約状況は以下の通りです。メールに氏名、郵便番号、住所、電話、年齢、男女別を記入して
 前日までに申し込んでください。予約確認メールを送付します。
坐禪會日程
新規参加予約定員
現在予約人数
  
2月11日(14:00)月例会
6名
1名
新規参加は13:30集合


現在栃木県鹿沼市の瑞光寺にて眼藏會(不定期)を開いています。在家の方は參加できませんが、
 出家の方で參加したい方は下記にお問い合わせ下さい。

次回  未定

 栃木県鹿沼市玉田町748 瑞光寺
平成30年4月よりNHK文化センター八王子に「佛教入門と坐禅」の講座を受持つことになりました。
 詳しくはNHK文化センター八王子にお問い合わせ下さい。

問い合わせ、質問などはjushoku@shomonji.or.jpまで連絡して下さい。

〒192-0914 東京都八王子市片倉町212番地 松門寺
TEL 042-635-1363

(2018年1月15日更新)