「一切の長短方圓、この身現に學習すべし。・・・いづれのところのいづれのときか、非身の他現ならん。まさにしるべし、このとき尊者は高座せるのみなり。身現の儀は、いまのたれ人も坐せるがごとくありしなり」(正法眼藏佛性 龍樹尊者)
龍樹尊者は身に圓月相を現した。「圓月相」とは欠けることなく餘ることない滿月の相に例え悟りの姿を表す。悟りの姿というと特別の境地で後光が射すような姿を思い浮かべるかもしれないが、道元禪師はこの身現は「いまのたれ人も坐せるがごとくありしなり」と言われる。誰もが坐している姿で特別のことはないというのだ。そして「この身現に學習すべし」と言われる。ただこの「身現」を直に學ぶのである。そこには「何故」ということがない。「誰が」ということもなく「如何に」ということもなく「何時」ということも「何処」ということもない。まさにこの「身現」を學ぶのである。
問い合わせ、質問などはメールで連絡して下さい。
〒192-0914 東京都八王子市片倉町212番地 松門寺
TEL 042-635-1363